
ドゥー県モルトーにあるペルチュジエ城の特別公開と、時計師の都への変貌
モルトー:ペルチュジエ城が時計師の都へと生まれ変わる前に一般公開
通常非公開のモルトー(ドゥー県)のペルチュジエ城が、660万ユーロの改修工事を前に、2026年9月19日・20日の2日間限定で特別公開されます。
編集ジャーナル · Carte des Châteaux ·
ドゥー県モルトーに位置するペルチュジエ城は、通常非公開の建物です。しかし2026年9月19日・20日の欧州遺産の日を機に、この1576年建造のルネサンス様式の城が一般に公開されます。城の歴史や遺産保護に関わる技術を紹介するイベントも開催されます。この特別公開は、1985年から時計博物館が入居する同城が、660万ユーロの大規模修復工事を経て「時計師の都」へと生まれ変わる前の、貴重な機会となります。
01
ドゥー県に残る唯一のルネサンス建築の脆弱な遺産
1576年にクシュ家によって建てられたペルチュジエ城は、ドゥー県の高地に現存する唯一のルネサンス建築の例です。1888年と1936年の2度の火災を経ても、壮大な煙突や螺旋階段は失われませんでした。しかし現在、城は深刻な劣化に直面しています。ルネサンス様式の外壁には亀裂が入り、地下室は損傷し、床板は歪み、天井の梁は割れています。2020年以降、部分的な崩落が相次いだため、城壁の補強工事が行われています。
02
修復工事前の貴重な一般公開
1985年から時計博物館が入居するペルチュジエ城には、2,500点以上の地元時計産業の歴史を伝える展示品が収蔵されています。2020年にユネスコの無形文化遺産に認定された地元の時計技術の歴史を物語るこの城が、2026年9月19日・20日の2日間限定で一般公開されます。地元紙「レスト・レピュブリカン」によると、遺産保護に関わる技術や城の歴史を紹介する複数のイベントが開催される予定です。通常非公開のこのモニュメントが公開されるのは、極めて珍しい機会となります。
03
660万ユーロを投じた「時計師の都」への変貌
自治体が推進するこのプロジェクトは、城を「時計師の都」へと生まれ変わらせます。地元3つの博物館のコレクションを集約し、職人の工房を併設する計画です。総工費は660万ユーロと見積もられています。すでに「 patrimoine Loto(ロト・デュ・パトリモワ)」から50万ユーロの助成金が交付されており、10万ユーロの寄付目標で募金活動も行われています。工事は2026年まで続けられ、改修を終えた城は再び「時の保存庫」としての役割を果たすことになります。
出典
